違いを知る

患者尾と医師

胆のうとは、肝臓で作られた胆汁を溜めて置き、胆管より排出する役割を持っています。その胆のうにできたがんを、胆のうがんといいます。胆汁を排出する胆管にがんができた場合には、胆管がんと名称がかわり、症状も少し変わっています。胆のうがんは、女性に多く、胆管がんは男性に多いという違いもあります。 胆管にがんができた場合には、黄疸の症状がでますが、胆のうにがんができた場合には黄疸の症状がでにくく、がんが大きくなってから、鈍痛、食欲不振、体重減少、発熱などの症状が現れることがあります。 胆のうがんは、年齢を重ねるごとに多くなっており、胆石を併発することも多いです。このため、胆石の摘出を行い、偶然胆のうがんが見つかるというケースもしばしばみられます。

胆のうがんの手術は、早期であれば胆のうだけを切除する単純胆のう摘出を行います。 胆のうがんは肝臓やすい臓へ浸潤しやすく、進行していた場合には、それらも切除する手術を行わなければなりません。手術後も高い確率で再発を認めることが多いため、放射線による治療や、化学療法を積極的に行います。 胆のうがんは、症状に乏しく、早期発見が難しいとされてきました。しかし近年では画像診断の進歩により早期に発見されることも多くなってきました。早期発見であれば、5年生存率は90%以上となっています。ある程度の年齢に達したら、人間ドックや検診で、腹部超音波検査をうけるようにすること。特に胆石やポリープがある方はそれ以上に注意を払い生活することが大切だといえます。